大きな動きで心地良い刺激を

爽やかな風が吹き抜ける季節になりました。夏から秋へ、秋から晩秋へと移り変わり、周りの緑も赤や黄色、茶色に色づいていく頃ですね。一年のなかでこの季節が一番好きという方も多いと思います。

美しい秋になろうとしているなかで、ご自身の心と体はいかがでしょうか。夏の疲れが残ってはいませんか？夏の疲れをそのままにしていると、秋になった頃に心のバランスを崩し、うつ症状が出てしまうことがあります。
また、季節の変わり目に起こる気温の急激な変化によって、自律神経が乱れ、だるさや気分の落ち込みとして心と体に表れてきます。

心身の乱れを修正するには、少し刺激的なヨガポーズがおすすめです。息があがるくらいの動きに加え、体を大きく伸ばすことで、停滞している血流を改善し気分もリフレッシュされていきます。うつ症状も軽いうちでしたら自力で改善することができます。爽やかな空気をたくさん取り込むつもりで、大きく動いてみてくださいね。

おうちヨガの注意

・無理をしないこと。痛みが出るものはやめましょう
・息を止めずに呼吸を感じましょう
・食後は2時間以上の間を空けましょう
・始めと終わりに休憩の5呼吸をすると効果的

速いバンザイのポーズ

血流を改善し、元気が出てきます

１．足を腰幅に開いて立ちます。
２．両手をバンザイの要領で上げ下げをします。上がるところまででOKです。


３．息が少しハアハアする速度で、10往復ほどやってみましょう。
４．終わったら両手を降ろして、息が整うまでお休みします。

コブラのポーズ

背中周りを刺激し、自律神経を整えます

＜やさしいやり方＞
１．うつ伏せになります。足は腰幅に、足の甲を床につけておきます。
２．両手を組み、頭の後ろにつけ、手と頭で押し合いながら３呼吸しましょう。顎またはおでこは床につけたままでOKです。


３．力を抜きます。両手をおでこの下に入れ、足を内股にしてリラックスしましょう。


＜ヨガに慣れている方向け＞
※腰痛をお持ちの方は控えてください
１．うつ伏せになります。両手を胸の横につき脇を締め、顎を床につけて準備します。

２．上半身を持ち上げ、３呼吸キープしましょう。

３．ゆっくり１の姿勢まで戻ってきましょう。

両手をおでこの下に入れ、足を内股にしてお休みします。

猫の伸びのポーズ

背中と胸を広げ、肩回りをほぐします

１．四つん這いになります。つま先を立てた状態で準備します。


２．お尻をかかとの上に降ろすようにしてから、両手を前へ伸ばしていきます。

３．伸びて気持ちの良いところで止めます。おでこを床につけてもOKです。そのまま５呼吸キープ。

柔軟性の高い方は胸や顎を床につけても良いでしょう。

４．四つん這いの姿勢に戻り、お休みしましょう。