フランスのイースター、パック<Pâques >

2023/03/27

皆さま、フランスからボンジュール!

今年の日本は、桜の開花が例年よりも早いようですね。
こちらフランスでは春分の日を境に春の陽気を実感できる日が増え、三月最終週末には恒例の夏時間へと切り替わります。

春がやってきて最初のフランスのイベントと言えば、イースター。
フランスでは、Pâques(パック)と呼びます。
ひよこと卵

この時期には、卵型やウサギ型のチョコレートが至る所で売られ、春らしい明るい飾りでイースターを祝う準備をします。
卵や卵型の模型、ニワトリやウサギの絵に明るい絵の具で色塗りをして飾りを作ることも多いです。
チョコエッグと作業

基本的にはキリスト教の祭事ですが、クリスチャンの方もそうでない方も楽しまれます。
クリスマスのように、イベント自体がメジャーで宗教色が薄くなっている感覚でしょうか。
学校や市町村が主催して、エッグハント(chasse aux œufs)が開催されることが多いのですが、子供たちが一生懸命卵型のチョコレートをかご一杯、まさに狩りをする姿はとてもかわいいです。
遊ぶ子供達

そもそもイースターとはキリスト教の復活祭。
イエス・キリストが復活したことを祝う日にあたります。
クリスマスのように日が固定で決まっているのではなく、イースターは春分の日の後の最初の満月の次の日曜日なので毎年日が異なります。

キリスト教では、謝肉祭というカーニバル期間の最終日にあたるMardi gras(マルディ・グラ/太った火曜日)に仮装やパレードを楽しんだ後(このマルディ・グラも宗教色は薄く、子供達は学校からこの日は仮装して来ても良いと言われたりします)、肉断ちの節制期間に突入した後、イースターを迎えますので、イースターの日のご馳走はがっつりした動物性のものを頂きます。

メインにはラム肉(羊)のローストが最もポピュラーでしょうか。
子羊が復活したキリストの象徴だから、と言われています。
イースターが近づくと、スーパーの肉売り場にも羊肉が山積みになります。

ラム肉

そしてデザートには、キリスト教の節制期間で食べられなかった卵やバター・砂糖も解禁され、それらをたっぷり使った焼き菓子やケーキを頂きます。
国によっては、伝統的なデザートがあるようですが、フランスでは特にこれというデザートは決まっていません。
もちろん子供たちにとっては、エッグハントで狩ったばかりのチョコレートを一杯食べられる特別な日です。
ケーキ

宗教色が薄いとはいえ、やはりキリスト教徒にとっては大切な宗教祭事。
伝統や所以などを理解してイースターのお祝いをするとその日の意味合いも変わってきますね。
今年のイースターは2023年4月9日です。
日本の皆さんも、ぜひイースターを楽しんでみてください。
Joyeuses Pâques(ジョワユーズ・パック/楽しいイースターを)!

庭