春の精進椀

2023/02/17

春の生命力を蓄えた野草の力を取り入れて、体調が移ろいがちな春の日々を健やかに過ごしましょう。

春は地上の生命力が開花し、それぞれの生命維持活動が開始され花粉が飛び交います。そのため春には花粉症で悩まされることになり、目、鼻、皮膚などに炎症が起きてしまいます。

こんな時期には外部、内部とも強化して身を守る必要があります。

それには、春の生命力のつよい、たんぽぽ、雪の下、踊り子草、なずななどを取り入れたり、肺や粘膜を守る蓮根を摂ると良いです。葛は腸を整え、粘膜にも優しいので、素材をゆっくり体に浸透させていきます。今回は生の蓮根をすりおろしてとろみのついた葛でいただくことで、粘膜にゆっくりと働き、咳や喉に良いレシピです。

蓮根すりおろし

材料(1人分)

  • 蓮根75g
  • 蓬餅1個
  • 小さじ1
  • 150ml
  • クコの実小さじ1
  • 春の野草(たんぽぽ、雪の下、なずな、踊り子草)など各葉1枚
  • 梅干し1/3個
  • 青じそ1枚
  • 海塩またはぬちまーす(塩)少々

作り方

1.

蓮根はよく洗い、皮ごとすりおろします。野草は細かく刻みます。
オーブントースターを予熱し、蓬餅をこんがりと焼きます。

2.

水の分量から少々を取り分け葛粉を溶きます。
残りの水とともに鍋へ入れて火にかけ、とろみをつけます。
クコの実、野草を加えて火を通します。
塩で味を調えます。

3.

器に焼いた蓬餅と、すりおろした蓮根を盛って2をよそい、叩いた梅干し、細かく切った青じそを飾ります。