皆さま、フランスからボンジュール！

一年で最もきらきらとパリが輝く季節がやってきました。
パリの華やかな建築物とクリスマスの豪華な装飾やイルミネーションが織りなすパリのクリスマスの雰囲気は、やはり特別なものだなと毎年感じます。

今年は世界中で懸念されるエネルギー危機で電気代の高騰や定期停電なども発表されているためイルミネーションを控えている地域もありますが、パリで一番有名なイルミネーション、シャンゼリゼ通りは11月20日に無事点灯しました。
しかし、他の多くのイルミネーション同様、節電のため点灯時間は23時45分まで（例年は2時まで）に縮小、これにより44％の消費電力を抑えるそうです。

そんな中、今年も幸修園パリ店のすぐそば、チュイルリー公園でMarché de noël（クリスマスマーケット）が2023年1月8日まで開催されています。
ルーブル美術館のそば、大きな観覧車が目印です。

こちらのMarché de noëlでは、たくさんのグルメスタンドが立ち並び、寒い中たくさんの冬の名物、美味しいものを食べて回れます。
こちらはチーズたっぷりのタルティフレットやラクレット、ソーセージのスタンド。


焼き栗や子供たちの大好きなボンボン（お菓子）。


コンコルド広場まで続くこのMarché de noëlは、屋台のほかに、移動遊園地もあるので子供たちもおおはしゃぎ。本物のサンタさんとも写真を撮れます。


中央あたりにはスケートリンクもあり、大人も子供も楽しそうに滑ります。
パリの街並みを眺めながらのスケートは特別な感じですね。


そんなMarché de noëlの一番の名物と言ったら、Vin chaud（ホットワイン）。
スパイスたっぷりの温かいワインで、冷え切った身体を温めてくれます。

もちろん、こちらのMarché de noëlでもたくさんのVin chaud専門スタンドが立っています。
また子供用には、スパイス入りのホットオレンジジュース、ホットリンゴジュースなどが用意されているスタンドもありますので、子供たちもクリスマスの特別な飲み物で雰囲気を楽しむことができます。


クラシックなVin chaudとは、赤ワインに砂糖とオレンジ・シナモン・クローブ・アニス・胡椒・生姜などのスパイスを入れて煮たもの。
アレンジは自由自在なので、自宅で好みのスパイスを入れて作ることもできますが、やはり屋台で買って寒い中飲むのが良いですよね。

実際にVin chaudには、風邪予防や疲労回復の効果があるとされていますが、温かいお酒は体内でのアルコール分の吸収が早いので、思ったよりも酔いの回りが早いです。お召し上がりになる際には、充分注意して適正量を摂取しましょう。

この日も寒い中、たくさんの方がVin chaud片手にMarché de noëlを楽しんでいらっしゃいました。このクリスマス時期にフランスへいらっしゃる方は、ぜひクリスマスならではの雰囲気をお楽しみください。