酪農大国のヨーグルト

2022/04/23

皆さま、フランスからボンジュール!

春の陽気、日本ではお花見も楽しめましたでしょうか?
この時期には花粉症で悩まされる方も多いと思います。私自身、花粉症とはもう長く付き合っていますので、その鼻づまり・目や喉の痒みの辛さといったら。春は気持ちが良い一方で、つらい季節でもあります。
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こちらフランスでも飛散している花粉の種類は違えど、花粉症の人は日本同様多くいます。フランスでは人口の25%は花粉症だ、とも言われています。

1度は耳にしたことがあるかもしれませんが、ヨーグルトが花粉症対策に良いと聞いたことはありませんか?実はフランスでも同じ話を耳にしました。
アレルギー反応で荒れた腸内環境が整う事で免疫細胞が活性化するらしいのです。
効果の程はよく分かりませんが、今日はこの機会に酪農大国フランスのヨーグルトについてご紹介します。
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さすが世界随一の酪農大国フランス。乳製品の選択肢には困りません。
日本のおよそ三倍の生乳生産量を誇るフランス。
チーズ、ミルク、バター、ヨーグルト、生クリーム・・・なんでも日本に比べて種類は豊富。
そして、花粉症対策とは関係なく、もともとフランス家庭では食事の締めにヨーグルトを食べる人が多いのです。それも、乳製品であるチーズを食べた上で。
乳製品の消費量はすごいことになります。さすが酪農大国。
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こちらがスーパーのヨーグルト売り場。
圧倒される売り場の広さ、選ぶのが大変な程の種類の数々。
このほかにもBIO(有機)売り場やチーズ売り場にも別で陳列されています。
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普通の大手メーカーのプレーンヨーグルトから果物入り、ジャム入り、バニラやキャラメルなどのフレーバー付き、飲むヨーグルトなど。
他にもローカルのヨーグルト、高級志向のヨーグルト、ビーガン用の豆乳ベースのヨーグルトも。本当に種類はたくさん。
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こちらは、日本では珍しい羊(Brebis)やヤギ(Chèvre)乳のヨーグルトのコーナー。
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ヨーグルトの仕様は、日本のようなパック入りのタイプと小瓶のタイプが混在しています。
そしてもちろん大きなパックも。飲むヨーグルトに至っては、大きな825g入りのペットボトルをそのまま一気飲みする若者を街中でよく見かけます。

また、ヨーグルトのようなチーズの仲間もたくさんあります。
例えば、Fromage blanc(フロマージュ・ブラン)。フレッシュチーズのことです。味付けがされていないので、はちみつ・砂糖やジャムを好みでかけて食べます。それにお菓子や料理にも使える万能選手です。

他にPetit Suisse(プチスイス)も有名です。これもフレッシュチーズの一種で、味付けはされていません。赤ちゃんの離乳食や幼児食・子供のおやつに人気。上述のFromage blanc(フロマージュ・ブラン)がトロトロなのに対し、Petit Suisse(プチスイス)は筒形の紙にくるまれており、水分量が少なめで糖分のないレアチーズケーキのような感じ。
こちらは、Petit Suisse(プチスイス)。封を開けたら、包み紙をはがして食べます。
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赤ちゃんの頃からたっぷりの乳製品を食べて育つフランス人。
日本ほど花粉症対策に気合いを入れないのは、ヨーグルト効果のおかげなのかもしれませんね。